2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

刃物神社

刃物神社 八坂神社初詣の準備 今年もあと3日。健康でなんとか越年、氏神様である八坂神社へ感謝のお参りをしてきました。境内はおけら参り、初詣の準備中です。 刃物神社 本殿へお参りするまえに、いつも刃物神社へお参りします。本殿にむかって境内右奥、鬼…

夭逝 その3 - W先輩

広告サークルの論文集 学生時代、W先輩がサークルの冊子に載せられた一文に、私は大きな衝撃を受けました。広告活動の論文集に「商業美術雑感」との題で、「創造」がいかに大切なものかを述べられました。広告の商業デザインについての記述ですが、書かれて…

夭逝 その2 - A君

支店の入っていたテナント・ビル 私が家業の料理屋を引き継いでから15年目、商売が安定してきたので支店を出すことにしました。しかし、小さいながらもスタッフが新しく必要です。そこへ新卒で就職してきたのがA君でした。支店でも本店でもよく働き頼りにな…

夭逝-その1 関根正二

関根正二写真は「関根正二とその時代-図録、信仰の悲しみ-大原美術館HP、神の祈り-福島県立美術館HPより 年末になりますと、喪中ハガキなどきて、逝ったひとを思います。関根正二は20歳で夭逝した画家です。私が30歳代、ようやく家業に目途がついてきて、家…

炭を 「 いこす 」 は方言でしょうか

これは火消し壺。京都では(関西ではかな?)、炭に火の点いた状態にすることを「いこす」と言います。炎をあげて燃える火は「おこす」ですが、炭は「いこす」、また茶室の炉や囲炉裏の火は「いこす」です。「炭いこしときヤ」「炉の火いこったか」「よういこっ…

小説「きのね」を読んで

南座顔見せ興業 南座楽屋口 阿国歌舞伎発祥地の碑 宮尾登美子の小説「きのね」を読みました。久しぶりに面白く、いっきに読んで、少し感動しました。11代市川團十郎とその妻がモデルで「きのね」とは、幕が開くとき、チョーンとかん高く鳴る拍子木の音です…

明治・大正期の三条通( 中京区 )はビジネス街だった

さて、辨慶石を探訪したあとは、三条通りを烏丸通りまで歩いてみましょう。 家邊徳時計店。 三条通りを辨慶石を西に、麩屋町の西にこの時計店があります。明治になって西洋の物品を扱う会社として設立され、なんと明治23年にこのレンガ造りの建物が建てられ…

辨慶の伝承

辨慶石 由来板 京都市中京区三条通御幸町近辺は「辨慶石町」という町名です。御幸町通りを西へ北側のビルの下には「辨慶石」なる石がすえられています。男の子が触れると、力が強くなれるといい伝えられています。この石は衣川の戦い、主君源義経と辨慶が、…

薪ストーブのススメ

居間 ストーブ __ 居間 ストーブ 数年前、大病のあと、エイヤッと自宅を増築しました。居間の一画に薪ストーブをエイヤッと設置しました。12月に入ると焚き始めます。点火から燃え上がるまで、ご近所に煙で迷惑をかけないかと心配でしたが、点火剤とペレット( …

病院の外は

セキレイ 大病院 師走もにちにち、深まりつつあります。鴨川に面した大病院です。木々は紅葉し、まもなく落葉、訪れる新年を待つことになります。散歩していて、こちらから見る景色は、気楽なただの冬の一ページですが、入院していて外の木々の変化に年末を…

季節は冬へ

渋柿は皮をむいて干し、甘柿は熟して ひと月ほど前に収穫した、渋柿と甘柿。今年は豊作でした。ご近所、身内におすそわけ後、まだテーブルの上にいくつか残っています。32年前に当地へ引っ越してきたとき、敷地の鬼門に柿木を植えました。「柿」は「垣」にか…

祇園白川のカモ

白川はもともと、京都市左京区北白川の山中から、南禅寺西を西行して神宮道西から南行、三条通りを横切り知恩院参道をくぐって西行、祇園辰巳神社を経由、鴨川に流れ込む川だったようです。明治23年に琵琶湖疎水が開削されると、京都市動物園から疎水に合流…

トシを重ねるごとに

年末の仕事・年賀状 師走、今年も年末がやってきました。北国から雪のニュースも聞こえてきます。日ごと喪中ハガキが届きます。若い頃は「祖父が、祖母があるいは祖祖父、祖祖母が」でした。そのうち「父・母が(義父・義母)が」にかわり、自分が高齢者になっ…