トシを重ねるごとに

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年末の仕事・年賀状

師走、今年も年末がやってきました。北国から雪のニュースも聞こえてきます。日ごと喪中ハガキが届きます。若い頃は「祖父が、祖母があるいは祖祖父、祖祖母が」でした。そのうち「父・母が(義父・義母)が」にかわり、自分が高齢者になってみると「兄・姉が」「弟・妹が」にまじり、なんと「夫が・妻が〇〇月に永眠いたしました」とお知らせがくるようになりました。少し驚かされます。「消息」とは、手紙、便りとあわせて「何らかの情報」の意味があるように、年末の喪中ハガキ年賀ハガキとは、知り合ったひとびととの、年に一度の消息確認という良き風習だと思っています。年賀のメッセージを見て、「気張っとるナー(関西では頑張ることを気張るといいます)」とほほえんだり、「相変わらずツッパッとるナ」とか「何か元気ないナ」とか懐かしみます。そのなかに混じって「本年をもって年賀状はこれで失礼、終わらせていただきます」がくるようになりました。ひとそれぞれご自由ながら、自分から世間様との扉を閉められる感じがして、寂しさを感じます。なかには12月に入って、一年の近況報告を述べられるハガキが届き「年賀状は欠礼します」と書いてあって、目立って必ず内容を読んでもらえる新しい作戦かと思ったりします。