1月3日は毎年

f:id:doiyanneko:20200103193449j:plain

伊吹山泉神社の湧き水

 

明けましておめでとうございます。元旦は、氏神様の八坂神社へお参りします。3日はもう10数年前から、滋賀県近江長岡の東、泉神社にお参りし、伊吹山の湧き水を汲んできます。松の内はこの水を頂きます。たぶん、50年ほど前に降った雨雪がいま湧き出ているものと思われます。一日中、水を汲みにくるひとが絶えません。丁度9年前の1月3日、ここで水を汲んだあと、ひとくち飲んだとき、かすかなかすかな、違和感をおぼえました。そのあと、飲食のたびに、変な感じがしつづけ、5月始めに病院へ行き、癌が見つかりました。ステージ2~3でした。危険な部位で、5年生存率が33%というものです。罹患者3人のうち2人は死にます。死を覚悟しました。セカンド・オピニオンどころか、4人の医師に意見を聞きました。それぞれ言うことがすべて違います。最後は自分の判断で、「手術はしない」「放射線だけで治療する」と言い張って、医師とケンカになりました。2ヶ月間の入院、抗癌剤放射線治療で、9年後のいま生きています。元気です。外科の医師からは「よくステージ2~3というこの段階で、病院へ来たナ。普通は自覚症状がないはずだけど」と言われました。振り返れば、泉神社の水をひとくち飲んだときの違和感は、神様からのお告げだったとしか考えられません。おかげで癌がみつかり、生還できたと思っています。1月3日の水汲みは、欠かせないものになりました。