スマホの驚異

 

 

何気なく当たり前のように使っていますスマート・フォン(スマホ)ですが、今改めてその便利さに驚いています。

年末が近づき、学校の先輩からカレンダーが送られてきました。先輩の知り合いがおられる、ある社会福祉法人の製作によるものです。一ヶ月1枚ずつ、曜日、日にちとそれぞれの月ごとに、イラストが印刷されています。動物や音楽演奏図など、ほのぼのとしたものです。見ていて心和みます。早速、仕事机に立てて、決まっている来年の予定を書き込もうとしました。が・・→(待てよ!)。・・・ここで(待てよ!)です。私はスケジュールをスマホのカレンダーに書き込んでいます。先の予定の確認は、スマホのカレンダーだけになっています。もしも、この机上カレンダーに予定を書き込むとすれば、すべての予定を重複して書き込む必要があります。それどころか、スマホ・カレンダーの予定を机上カレンダーに書き込み忘れたら、机上カレンダーを見て(今日は予定のない日だ)と思ったら、約束などをスッぽかす恐れがでてきます。特に外出先で決まった予定などは、その場でスマホ・カレンダーに書き込みます。つまり、スケジュール管理はひとつのカレンダーで行わなければならない。スマホか机上か?→どこででも書き込め、読み取れる(常に携帯している)スマホ・カレンダーに決めるしかないと思いました。

つくづく思ったのです。(何と毎日の生活、いかにスマホに依存していることか)。

スマホ画面を見てみましょう。今日の日付と曜日と現在時刻が出ています。たまに今日の日付と曜日を忘れていることがあります。昔はスケジュール手帳をポケットから取り出して、確認しました。手帳はもう要らなくなり所持していません。腕時計もあまりしなくなりました。現在時刻は確認できます。それどころか、タイマーもストップウォッチさえ使えます。画面にはアイコンがいっぱい並んでいます。PayPayはコンビニで使います。買い物をしてレジでPayPayのバーコードを見せれば、店員さんがそれを読み取って決済完了です。お札もコインのやりとりもありません。過去にどこでいくら支払ったのか取引履歴が残っています。残高が確認でき、少なくなってきたらチャージは1万円単位でできて、一瞬で銀行口座から振り替えられます。私が口座を持っている銀行預金は、パソコンから振込、振替といった出金が可能です。出金の確認画面でパス・ワードを打ち込む必要があります。その時のワンタイム・パスワードは、スマホにあるアイコンをクリックして表示される数字で、それを打ち込むと出金手続きが完了します。その数字は、時々刻々変化するようで、まさにワンタイム・パスワード、セキュリティーは万全です。現在、病み上がりの私は、毎日散歩に励んでいます。スマホを何も操作しなくても、ポケットに入れて歩いているだけで、何歩歩いたかカウントしてくれます。目標歩数の7500歩を超えると「達成」と表示されます。’radiko.jpはAMとFMラジオが聴けます。仕事中は滅多にラジオを聴くことはありませんが、テレビの野球中継を見ていて、つまらない解説だったり、お喋り過ぎたりでウルさい時(アナウンサーよりも多く喋り続けるF氏やA氏など)、テレビ画面はそのままで音声を消し、音だけスマホradikoの野球中継に切り替えます。岡田彰布氏や谷繁元信氏の解説は実に深みのある楽しいものです。スマホには電子メールやSMSが付いています。連絡をとる場合、以前は何かと電話をかけました。しかし、電話を受ける側が、仕事の打ち合わせ中だったり、スポーツ観戦やテレビ・ドラマに熱中しているとき電話は迷惑なことがあります。電子メールやSMSは、受けとる側の都合の良いときに開けて見られます。読んだら即刻、返答も可能です。封書や葉書を読むのも受ける側の都合が可能ですが、書いて、投函して、配送されての手間、時間は劣ります。電子メール、SMSは連絡方法として、すっかり日常に根付いた感があります。電子メールは画像や図面、音楽なども添付可能です。連絡を取り合う方法としてLINEがあり、便利なようですが、私にはよく分からなくて、使いこなせていません。乗換案内には、現在地など地図を表示する機能があり、駐車場、コンビニ、カフェやレストランなどが探せます。今から乗れる電車・バスなどの時刻表、目的地までの時間、料金、乗換などが出てきます。何か計算をしたい時には、電卓アプリがあり、カメラ機能は、日常の撮影においては、動画ビデオもふくめてすっかりデジタル・カメラに取って代わりました。Twitterで自分がつぶやいて発信することも、世界中の人々のつぶやきを意見としても閲覧できます。まだ使ったことがありませんが、停電情報は地域を登録すると、停電のときどの地域が停電していて、回復の見込みなどを知ることができるようです。QRコードの読み取りは常に使っているアプリですし、ちょっと聞き覚えのない単語は翻訳アプリで翻訳することができます。英語&世界の言語←→日本語とも自在です。ニュースも天気予報も新聞を購読する必要がないほど常駐です。

まだまだ、書き上げればキリがないほど機能多彩なスマホです。思い返せば32年前、携帯電話を購入したのがはじまりでした。当時の携帯電話は、新刊書よりも分厚い大きさの箱で、肩からヒモでぶら下げて持ち歩いていました。今のスマホの携帯電話番号は、当時のままで変わっていません。いつの間にかアッという間に携帯電話は普及し、次々と使える機能が増えに増えて、現在に至っています。携帯電話だけで使っている、いわゆるガラケー電話をもう一台持っていますが、それも使えなくなるのは、時間の問題のようです。もしもスマホがこれほど便利でなければ、私は常に肩からカバンをかけて持ち歩き、そのなかにはガラケー、スケジュール手帳、ラジオ、ウォークマン、翻訳のための辞書、新聞、電卓、デジカメなどを入れているはずです。また腕時計をして外出することになるのに違いありません。30数年前、携帯電話が登場する前、だれがこんな便利な生活を予想したでしょうか。