トシを自覚します

 

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立山へ行った時の高山植物(自足で登ったのではありません。ケーブル・カーです)

腸の調子が悪く、昨日内視鏡検査を受けました。最悪、大腸癌、直腸癌を覚悟していましたが、小さなポリープがひとつ見つかっただけ。拍子抜けです。それでもトシを自覚し、警戒をおこたらず、摂生につとめます。検査前にはいろいろ考えました。癌でここで絶命となっても「親が死んだ年齢より多く生きられたではないか」とか「いろいろ課題をまだまだ残したものの、一面シアワセな人生だったんじゃないか」とか20代、30代、40代で早世した友人たちのことも頭をよぎりました。上の写真は、数年前立山へ行ったとき撮った高山植物です。中学生のころから山に登り、高校時代はいち時期、山岳部に所属していました。今回、山の思い出も去来しました。1週間も2週間もテントがけで山を歩いていた元気だった時代は、遠くなりました。もう一度あの頃にもどりたいとかなわない願いを夢見ます。実はこの秋に、約1ヶ月バイクで北海道を走る計画をたてていました。しかし、調べれば調べるほど、快適なホテルを贅沢に連泊する予定と、バイクで僻地をはしる冒険的・野性的現実の矛盾がうきぼりになってきました。雨にうたれる、何十㌔も人家もない国道、ヒグマとの遭遇、道に迷えば野宿、バイク故障に自力で修理などなど。気分は20代の自分と、現実のきびしさ。迷っていたところに、腸の不調がきて、トシを自覚、断念です。大腸の内視鏡検査がおわったところで、力がぬけました。皆様から「いいトシして、一体なに考えてるんだ」と叱られた心地します。これからは、ほそぼそと、おとなしく生きて行きます。

次の写真は、立山から撮った後立山連峰です。

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