写真は昨日( 5月22日 )の八坂神社・祇園さんです。5ヶ月以前の大混雑からは想像できない静かさです。インバウンドにわいたクレージーな日本があまりにも異常だったんだと実感します。ホテル旅館は満室、ゲストハウス民泊の乱立、観光地にはレンタル着物店が軒を連ね、錦市場ではトレイからタコ焼き焼き鳥を立ち食い、祇園町では舞妓芸妓を追いかけ回す。そもそも観光が日本の主産業になりえると考えたのが間違いのもと。日本はやはりモノ作り、ソフトという知恵を売るのが本筋です。百貨店、薬局、化粧品会社、宿泊施設などが蒸発した需要に困惑しているのを見ると、チト目指す方向が狂っていたとしか考えられません。ふと他人が手軽に稼いでいるのを見て、ワーと同じ方向に走り出す習性、いつもこれで痛い目にあっているのに懲りない。仕事とは長い時間苦労をを積み重ねて築き上げるものでしょう。
いつもは7月に夏越祭厄気を祓う行事としての疫神社茅輪くぐり、新型コロナ・ウイルス撲滅を願って特別に設置されていました。千百年以上にわたって続く、疫病除けのご神事です。
