普賢菩薩様

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渡り鳥      白鷺

今日は朝から普賢菩薩様をお参りに行って来ました。辰歳、巳歳生まれのお守りご本尊です。わたし自身のお守りご本尊は、大日如来様ですが、思うところあって、あるひとのご成仏と、安寧を祈って、数年前からお参りしています。今日は、僧侶のみなさんといっしょに、法華経を唱えお焼香合掌してきました。白象に乗られた普賢菩薩様は、女性方の信仰篤く、また罪を悔い改めさせてくださる菩薩様です。朝の光がさし込み、お堂に読経の声が響き、お香のけむりが流れるさまは、それだけで身も心も洗われる心地がします。日常生活では、修羅道、餓鬼道、畜生道地獄道にとらわれていても、いっとき仏様と対峙することで、こころの平安をとりもどせます。これがまさに宗教なんだと実感します。我が人生は、ある芸術を追究している身ですが、突き詰めてゆけば、芸術、芸能すべて宗教にたどりつくと思っています。宗教心がもとになって、エクスタシーが湧きあがり、そこから作品が生まれます。また、ひとそれぞれ、自身に納得のゆく宗教をもつことは、人間だけが手に入れた、尊いこころの平衡術でもあります。

冬にしては、おだやかな日でした。鴨川の落葉した木に、渡り鳥がむらがって、かわいい鳴き声を連発し、水辺には白鷺が集まっていました。